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「身だしなみ」と「鮮度」で差がつく! 挫折しない“更新ルーティン”の作り方(第4回) 

ヤマダ
記事 ビジネスを加速させる「戦うホームページ」の育て方

こんにちは、ウェブコムアカデミーのヤマダです。

前回(第3回)は、「誰に・何を・どう伝えるか」というホームページの中身、つまりコンテンツ構成についてお話ししました。ペルソナを描き、お客さまの「頭の中の旅」に合わせてページを並べる——ここまで実践してくださった方は、もうホームページの土台はしっかり固まっているはずです。

しかし、どんなに優れた構成・文章のホームページでも、油断していると評価を落としてしまう要素があります。それが、今回のテーマである「身だしなみ(デザイン)」と「鮮度(情報の新しさ)」です。

営業マンに例えるなら、どんなに良いトークができても、身だしなみがヨレヨレだったり、話す情報が数年前のままだったりしたら、お客さまは不安になりますよね。ホームページも同じです。

「身だしなみ」と「鮮度」がなぜ信頼を左右するのか 

営業マン(ホームページ)が信頼を失う瞬間は、意外とシンプルなところにあります。 

  • 身だしなみの乱れ : スマホで見ると文字が小さすぎて読めない。写真が粗い、古い。ボタンが押しにくい。 
  • 情報の古さ : 「お知らせ」の最終更新日が1年以上前。季節メニューがいつまでも「クリスマス限定」のまま。 

どちらも、お客さまに「この会社、今もちゃんと営業しているのかな?」という不安を与えてしまいます。せっかく第2回・第3回で作り込んだ「目標」と「構成」も、この2つが崩れていると台無しになってしまうのです。 

コーヒーショップに潜む「2つの古さ」 

具体例で考えてみましょう。都内で実店舗とECサイト(豆や焙煎コーヒーの通販)を運営する、コーヒーショップ「豆と実(まめとみ)」の例です。 

① デザインの古さ 

  • スマホで見ると、商品写真が小さく粗い(数年前にガラケー用に撮った写真のまま)。 
  • ECサイトのカート画面が分かりにくく、決済までの導線が長い。 
  • 実店舗の内観写真が、実際の改装後の様子と違う。 

② 情報の古さ 

  • 「季節の新作ブレンド」のお知らせが、3シーズン前のまま更新されていない。 
  • ECサイトで「売り切れ」の商品が、そのまま何ヶ月も掲載され続けている。 
  • 実店舗の営業時間変更が、ホームページに反映されていない(お客さまが来店して「あれ、閉まってる」となる)。 
ヤマダ
「豆と実」さんのように、実店舗とECの両方を持つ会社は、更新すべき場所が2倍あります。だからこそ「無理なく続けられる仕組み」が欠かせません。次で一緒に考えていきましょう。

【実践】挫折しない「更新ルーティン」の作り方 

「毎日更新しなきゃ」と気負うと、三日坊主で終わってしまいます。大切なのは、「無理なく続けられる仕組み」を先に作ってしまうことです。 

更新すべき項目を「洗い出す」 

まずは、自社のホームページ・ECサイトの中で「時間とともに古くなる情報」をリストアップします。(豆と実さんの例) 

  • 商品写真・価格・在庫状況(EC) 
  • 季節メニュー・キャンペーン情報 
  • 営業時間・臨時休業のお知らせ 
  • スタッフ紹介・店内の様子

更新頻度を「無理のない単位」に分ける

洗い出した項目を、更新すべき頻度ごとに分類します。すべてを毎日やろうとしないのがコツです。 

頻度 更新項目の例(豆と実さんの場合) 
毎日 在庫切れ商品の非表示・再表示(ECのみ) 
毎週 季節メニュー・キャンペーンのお知らせ更新 
毎月 商品写真の見直し、スタッフ紹介の更新 
半年に一度 サイト全体のデザイン・写真の総点検 

「更新カレンダー」を作る

Step 2で決めた頻度を、実際にカレンダーやスケジュール表に落とし込みます。「毎週月曜の朝10時に、季節のお知らせを確認する」というように、具体的な曜日・時間を決めてしまうのがポイントです。人は「そのうちやる」ことは、結局やりません。 

「15分ルーティン」として仕組み化する

更新作業は、まとめて何時間もかけて行う必要はありません。「週に1回、15分だけ」と決めてしまえば、忙しい担当者でも続けやすくなります。

【 豆と実さんの15分ルーティン例 】

  1. 在庫切れ商品がないかECサイトを確認する(3分) 
  2. 「お知らせ」の最終更新日をチェックし、古ければ一言だけでも追記する(5分) 
  3. 直近1週間のアクセス数をざっと眺める(2分) 
  4. 気になった点をメモに残し、次回のルーティンで対応する(5分) 
ヤマダ
自社の「更新すべき項目」を3つだけ書き出し、それぞれに「毎日・毎週・毎月」のどれかを当てはめてみましょう。全部「毎日」にしないのがコツです。

続けるための3つのマインドセット 

① 完璧を求めない 

第1回・第2回でもお伝えした通り、ホームページは「未完成」でいいのです。今日の更新は、写真1枚の差し替えだけでも十分な前進です。 

② 一人で抱え込まない 

「豆と実」さんのように実店舗とECを両方運営している場合、店舗スタッフから「今週人気だった商品」の情報をもらうなど、チームで小さく分担すると長続きします。 

③ 「更新できなかった週」があっても仕組みは止めない 

1回サボってしまっても、更新ルーティン自体をやめる必要はありません。次の週にまた15分、淡々と再開すればいいだけです。 

まとめ : 「身だしなみ」と「鮮度」は、小さな習慣で保てる 

ポイント 考え方 やること 
① 身だしなみを整える 古い写真・使いにくい導線は信頼を下げる 半年に一度、デザイン・写真を総点検する 
② 鮮度を保つ 情報の古さは「営業していない」不安を与える 更新項目を洗い出し、頻度ごとに分類する 
③ 無理のないルーティン化 曜日・時間を固定し、15分で終わる作業にする 「更新カレンダー」を作り、チームで分担する 

営業マン(ホームページ)の身だしなみと最新情報は、一度整えて終わりではなく、小さな習慣の積み重ねで保たれるものです。まずは「更新カレンダー」に、来週の15分を予約するところから始めてみましょう。 

ヤマダ
次回(第5回)は、いよいよ「効果測定」のお話です。せっかく更新を続けても、それが本当に成果につながっているかは、数字を見なければ分かりません。専門知識がなくても読み解ける「最低限見るべき数字」をご紹介します。お楽しみに!

編集者 ヤマダ

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 所属 / ウェブコムアカデミー 企画執筆

以前は「IT用語を聞くだけで頭が痛くなる」タイプでしたが、実務を通じてITの便利さに開眼。その経験から、同じようにITに苦手意識を持つ中小企業のビジネスパーソンへ、「超わかりやすい」情報を届けることをモットーに、記事作成に取り組んでいます。
特に、「安心安全なデジタルセキュリティ」や「AI活用」、「ITトレンド」に関する分野を注力して執筆しています。
記事を読んで「わかった!」「明日から使ってみよう」と感じていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!