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「何から始める?」中小企業が新規事業を始めるための基本3ステップ、「中小企業のリアル」連載第4回目

「何から始める?」中小企業が新規事業を始めるための基本3ステップ

なべさん
記事 誰も語らない「中小企業のリアル」

中小企業の経営者にとって「新規事業」は、「売り上げアップ」「事業継承」などの課題に続いて、近年、相談が多いキーワードになっていると感じています。 
一方で、AIやDXなどの技術の進展により、学習したり、補助金の申請をしたりすることは、よりハードルが高くなっているのではないか?と感じています。

そこで今回は、中小企業の皆さまが新規事業を始める際の、最初のお勧めの3ステップを記事にしました。ぜひご覧いただけますと幸いです。

STEP1 : 新規事業を立ち上げるための「相談先」を探す 

「新規事業を立ち上げたい!」と思ったとき、中小企業の経営者は、まずどこに相談を持ち掛ければよいのでしょうか?主な相談相手となってくれる場所が、地域の金融機関、商工会、よろず支援拠点というような場所です。 

これらの機関に相談すると、税制面での有利な制度や補助金などの情報も教えてくれたり、新規事業に関する補助金の申請サポートなども行ってくれる印象があります。 

補助金を獲得するためには、新規事業のアイディア、ターゲットとする市場や顧客、自社の経営状況や課題なども明確に整理し、申請書などに記載していく必要があります。その一つ一つのSTEPをこれらの機関では、相談に乗りながら記入していくサポートしてくれます。 

福島県郡山市で開催された地域クラウド交流会には、ゆるキャラも参加してくれています
▲福島県郡山市で行われている地域クラウド交流会では、地域の課題をもとに新しいビジネスを生み出しています。毎回このように、ゆるキャラが参加してくれます

一方で、これらの相談機関では「ハードルが高い…」と感じていらっしゃる人もいらっしゃるかもしれません。そういった方には、行政機関が「経営者向けの交流会」を開催していますし、近年では交流会に特化したSNSなども誕生しています。

そんな場所に出掛けてみて、「実は新規事業を検討しているんだけど、どういうやり方がいいか、相談できる場所があるかな?」など色々と情報を探ってみることをお勧めします。 

STEP2 : 新規事業立ち上げるための「ユニークなビジネスの種」を見つける 

新規事業を立ち上げるうえで1番難しいとよく相談されるポイントが、「ユニークなビジネスの種」を見つけること。「既存のビジネスや、お付き合いなどで忙しいなかでも、新規事業のことを考えなくてはいけない…」「今までやってきたことではなくて新しいこと、ユニークなことを考えなさいと言われる」。しかし…それをどうやればいいのかわからない。こういうご相談を、実は一番多くいただきます。 

そんなとき、私はいつもこのように答えています。
「まず、ビジネスをされている中で1番楽しくて、やりがいを感じる瞬間はなんですか?お客さまに言葉をいただいて、一番嬉しいのはどういう言葉でしょうか?」 

徳島県鳴門市で開催されたオープンイノベーションプログラムにて、地域の経営者と企業の課題を深掘りするワークショップの様子
▲先日、徳島県鳴門市へオープンイノベーションプログラムのイベントのため出張へ。地域の経営者の皆さまと、地域や企業の抱える課題を深掘りするワークショップを実施しました

そう、どんなビジネスも必ず、顧客や市場から感謝され、求められるからこそ生まれます。ユニークなアイディアも市場や顧客から求められるからこそ輝きます

まずは、経営者の皆さまご自身が、お仕事を通して、どうやって世の中に必要とされているか?どうやって必要とされたら嬉しいか?そのポイントをぎゅっと具体的にしていくプロセスの中から、新しいビジネスの種が見つかるのかもしれないといつも感じています。 

STEP3 : とにかくポジティブにアイディアを磨き続けること 

STEP3は、とにかくポジティブにアイディアを磨き続けることです。新規事業というと難しく考えてしまったり、「どうせこんなことを企画してもうまくいくわけがない」と悲観的に考えたりしてしまいがちです。人間は悲観的に考えてしまうと、脳みその潜在能力が思うように発揮できず、顧客に対する視点も狭い視点になってしまいます。
悲観的に考えれば考えるほど、よくある平凡なアイディアしか浮かばなくなってしまうという特性も持っていることが、最近海外の調査機関などによって判明しているようです。 

また、ネガティブに毎日過ごしている人よりも、ポジティブに楽しそうに仕事やアイディアを出している人の方が、「何か協力してあげたい「一緒に仕事がしたい」と思ってもらいやすくなるのが人間です。

結果的に新規事業のアイディアを考えたら、ポジティブにそのアイディアを磨き続けたり、色々な人々に対して「このアイディアどうかな?」と意見を聞いたりすることを繰り返していくと、アイディア自身も磨かれ、かつ、アイディアを応援していく味方も増えてくると感じています。 

編集者 なべさん

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 所属 / メディア連携&協業推進担当

現在、故郷福島県でリモートワーク中です。高校卒業後、大学生の頃から社会人時代を10数年首都圏で過ごしてきました。ITシステム会社、リクルート、Lancers、などで中小企業の皆様に対するビジネスを行い、東日本大震災、妻の出産、子育てがきっかけとなり故郷福島県に戻ってきて働いています。